TAMIYA HONDA NSR500 1984  掲載開始:2012/11/14 

 
まずはフレームです。組立ては何のことはありません簡単です。
今回は塗装にこだわって作ってみます。
ややこしいディティールアップしなくてもそれと見えるようにしていきます。
アルミフレームの色なんですが、まずはサフ→白→ガイヤのEXシルバー→タミヤクリヤーで写真のようになります。
こうすることでメタリックの粒子を流れにくくします。
これはタミヤクリヤーならではです。

 
シリンダー、エンジンの組立てです。これも問題なく組めます。
せっかく細かいモールドが再現されているのに、色指定がセミグロスブラックばかりで、もったいないです。
そこで写真のように、セミグロスブラックを塗装したあとに、プチドライブラシ?をエナメルのシルバーでします。
細くて固めのふでを根元だけ残して切り落とします。
それを使えばシリンダーの間や細かいところも出来ます。
これで細かいモールドが浮き出てきます!
あとはサブタンク?見たいなパーツも溶接後を入れます。
エナメルのクリヤーオレンジ、クリヤーパープルを筆塗りします。

 
キャブレターの組立てです。
これも色にこだわってみます。
指定はブロンズなんですが、資料を見る限りもう少し薄いような気がします。
まずはチタン→クリヤーブラウン→エナメルのチタンゴールド、シルバーでプチドライブラシ これで写真のようになります。

どうです簡単でしょ?金属パーツなんかなくても塗装で何とかなりますよ〜

 
ディティールアップパーツのテストが到着しました!
ただしエッチングバサミで切ると結構網がばらばらになります、もう少し太くするか、メッシュの密度を増やすかした方がいいのでは?
キャブに貼り付けます。
ちなみに瞬間ではきれいに貼れません、エポキシで丁寧に貼りましょう。
はみ出た部分は完全に硬化した後にピンセットなどで折り曲げます。

ちょっとこの部分はH社やMFHに負けてるな〜

もう少しがんばって!
 
ちょっときらきらしてるのでここで定番!
すみ入れブラックでメッシュのトーンを暗くします。

これでエンジンの色と結構うちとけます。

今回このような色のランナーが入っています。これはサスとエンジンの間を仕切るパーツの色ABS?を再現します。いろいろチャレンジしてるね〜
 
なんと、カラー資料写真が入ってるよ〜右はなんと当時のものです。
これだけでも大体の色味がわかりますよ〜
これもね入れるのに一悶着あったらしいですよ〜おおこわ〜

 
フレームにエンジンをマウントしました!
タミヤスタンダードで簡単に載ります!なんかHやFがうそみたい〜

でもこうやって見るとそろそろこのホース何とかしたほうがいいですよーどう見たってオーバースケール!!
 
さてここからは最大の特徴マフラーを組み立てていきます。
まず、全部いっぺんにつけずに左の状態でまずパーティングラインを消します。
それから左右一体にして成型します。そのときの注意!今回なんと溶接後がモールドされていますのでパーティングラインと間違って消さないことです!

 
塗装に入ります。まずつやありの黒を吹いて、クリヤーを吹いてピカピカにします。
それからメッキシルバー(どこのでもいいです)を塗装します。
どうです、溶接後、バッチリ効果的でしょ!

チャンバーはアルミシルバーを塗装します。

これね、接着したわけではなく2本セットになってます。
これが後に効果を発揮します!
 
さ〜焼いていきましょう!

タミヤの細吹き用のエアーブエアシを使用します。

@溶接後や曲げ後にクリヤーブルーを絞って吹きます。
ドバット出ないように希釈は薄めにします。
つまりはシンナーを多めに入れます。
あまり、派手にならないように気をつけます。
 
A次にクリヤーパープルを吹き付けますよう接後の上に重ねるのと、ブルーの端と端を挟み込むように吹き付けます。

ここでもあまり派手にならないように。
 
Bクリヤーオレンジではなく最近愛用しているガイヤのクリヤーブラウンを効果的に使ってラインを吹き付けます。

どうです~簡単でしょう?

そしてこれでも派手気味になるので、最後これも最近愛用のガイヤのクリヤーブラックを使って汚します!まだスモークなんて使ってます?あれはね色味はいいんですけどつやが消えちゃうでしょ?

これね、ほんと、クリヤーなブラックなんですよ〜優れものです!

Cせっかく溶接後がモールドされてるんで、これまた最近愛用のすみ入れブラックで済みいれします。

どう?いい感じにうきでるでしょ!
 
実車写真と見比べます!道具と塗料さえ間違わなければ誰にでも出来ます!ただ下地はちゃんとしておいてくださいね!

左はレーサーズの写真と比較
 
タミヤプラモデルの中に入る資料写真と比較
 
次はチャンバーにディティールアップパーツ(別売り)を接着します。すばらしい!!

 
マフラーをマウントしました!なんのストレスもなくはまります!
サイレンサーは後刺しです。
 
どうです?いい感じでしょう?
 
最大の特徴、本来タンクがあるはずのところに雲子のように太いチャンバーがあります。なんかまだ出来てないのに満足してしまうような出来です!
 
スイングアーム、サスペンション、リザーブタンクです。
これも非常によく考えられたパーツ構成になってます。
 
それぞれ組み付けます。
 
これがコムスターホイール非常に薄く出来てます。
かっこいい〜でも聞くところによるとこれをつけたNSRはまっすぐ走らなかったらしい!ライダーがホイールを他メーカーを変えてくれといってもトップダウンで変えられるはずもなく・・・
そういえば走行中にホールが割れてスペンサーが転倒なんてこともあったっけ?
 
リヤユニットを本体にネジ止めします。

次回はフロント周りです!

ディティールアップパーツを使用してフロントフォークを組み立てます。これがなかなか優れものです!なんと実車同様にジグを使ってねじ込んでいきます。

ジグをインナーの溝に合わせて差し込みます。

完全に入るまでねじ込みます。

できあがり〜すごい!かっこいい!

ディスクローターです。穴が開いてなかったので、あけてやります。今回はメッキシルバーで塗装しました。

メーターです。これじゃ見栄えがしないので・・・
でも透明のプラ板切るのもめんどくさいし・・・

エポキシボンド流し込みました!
これなら簡単でしょ?

これもこのバイクの最大の特徴下側につくガソリンタンクです!
レストア車ではなく当時の感じを出そうと少しだけでこぼこにします。あまりやり過ぎないように注意です。

あとせっかくなんで溶接後をつけていきます。
これも簡単にやりたいのでこの方法です!
アルテコ、いまのアッセ?また変わったんだっけ?粉をたくさん目に混ぜてねっとりさせます。
それを針の先ですくい取って溶接後をつけていきます。
適当にフリーハンドでやったほうが感じが出ますよ!

とそうするとこんな感じです。どうせ見えなくなるけど・・・

当時のいい感じになったでしょ・・・

タンクも載せて自立しました!
レーシングスタンドのフックの内側の円は少し広げたほうがいいです。

フロントブレーキ周りです。

溶接跡も上から少し見えます。

こっちも

いいかんじです。ここまできて思うのがやはりビニールコードとねじのでかさですかね〜せっかくなのにね〜

思い切った変革が必要かと思われます!

フジミじゃないんだから・・・

上から見たマフラー

サイレンサー

さあカウルだ!

今回プラパーツの接着はスリーボンドの瞬間で接着します!
安もんだと後で取れたり割れたりするのでね、よく見ませんか?
展示会などで必死で修理してる人や、合わせ目の塗装やデカールにひびが入ってる人・・・安くていい瞬間接着剤なんてありません!

パテ代わりにもなります、すこし沢山めにつけて乾いたらペーパーで平らにします。一石二鳥 !

後でねカウルはめるときにすこし開けるのでね・・・

さあカウルの成型が出来たところで、試しにほんとにちゃんと入るの?シートカウルなんて特にあの状態からスライドしてはめ込むなんて出来るの?マフラーカバーほんとに収まるの?やってみましょう!
動画でどうぞ!

急遽タミヤ新橋で行われた宮城さんのトークショーに娘と参加してきました!

プラモデルの思い入れについて熱く語る宮城さん、箱の横に書いてある説明や説明書の最初に書いてある文章を読むのが好きだったそうです。

本題のタミヤNSRの話のときに登場のUさん。
設計の時のお話と宮城さんが実際に84NSRに乗られたときのお話とをされてました。
Uストリームの生中継を見逃した方は再放送もありますのでタミヤのホームページを見てください!

この模様は各バイク雑誌、模型雑誌に掲載予定ですのでそちらもご覧ください!10数社取材に来てました。

余談・・・もしストリップの84NSRが載ってたらそれはうちのホームページで作例を作ってるやつです・・・
カウルに取り掛かります。マスキングシートがついているので塗装もらくらくです。スクリーンも接着なしではめこめる優れものです!驚き!
完成です!ご覧のような展示も可能です!
こうやってカウルをつけたりと完成後も脱着が可能です!

是非作ってみてください!最新の技術で作る往年の名車です。

なぜ84のNSRだったかがよ〜くわかります。





完成品ギャラリーはこちらから
番外編1 - おまけデカール - 

さてここからは当店オリジナル企画です!e-MODULO
でプラモデル、フロントフォークセットをご予約いただくと写真の仕様ができる補足デカールがつきます。うえの写真と見比べてくださいね、いろいろと事情があるみたいです。

こちらもね〜
番外編2 - デイトナおまけデカール&パーツ - 

84NSRのデビュー戦である1984デイトナの仕様を外装で再現できるデカールとパーツセットです。(プラモデル側の加工が必要です)











番外編3 - ラグナセカ用デカール - 
スペンサーの転倒で84NSRでの最後のレースとなります。
その仕様のデカールです。
以上番外編の仕様のどれかが作れるおまけセットです!
ご予約お待ちしております!