TAMIYA ドイツ重対戦車自走砲ナースホルン 掲載:2014/08/02 

 
1.パーツ
 
ロードホイール、砲弾と砲まわりのパーツが多いために、箱にはギッシリ詰まっています。
その他のパーツとしては、ベルト式の履帯、エナメル線、ワイヤーロープ用の紐、ポリキャップと3種のデカール。それに4名の兵隊さんが居られます。
2.組み立て
 
砲身は一体成形されており、左右のパーツを接着する必要がなく、スポンジペーパーで軽く擦るだけでパーティングラインが消せます。
組立説明図の〔32〕にも書かれていますが、平衡機の中に仕込むポリキャップに切り込みを入れるのを忘れないように!!後でえらい目に遭います。
砲まわりは細かいパーツが多いですが、組立説明図どおりに製作を進めれば問題無くリアルな88ミリ砲が完成します。
この後、塗装にはいりますが、砲や装甲板、砲弾ラックなど車体上部のパーツは個別に塗装した方がよさそうなので、組立は一旦ここまでとしておきます。
3.塗装
 
下地にタミヤファインサーフェイサーLオキサイドレッドを吹き付けます。
その後から、ベースとなるダークイエローを缶のままで吹き付けます。
缶のままなので
どうしても塗り残しがでてきますが、下地のオキサイトレッドがチラチラ見え隠れするのも良いものです。
ベースの上に、ダークグリーンとレッドブラウンで迷彩塗装をするのですが、ここは缶のままとはいかず、缶から塗料を抜き出しエアブラシで塗装します。
缶スプレイと共に
ビン入り塗料を是非とも発売していただきたいと思います。
作例では、ハートマークがお洒落な〔B〕のパターンを選択したので、少し面倒でしたが、それっぽく塗装できていれば良いと思います。
もし、気に食わなかったり、失敗しても冬季塗装としてフラットホワイトをオーバースプレイすると言う最終手段もありますしね。
迷彩塗装が終わればデカールを貼ります。タミヤマークフィットハードタイプを使用すれば、つや消しのザラザラ塗装の上でも問題なく密着してくれます。
4.砲弾の塗装
 
ロードホイールと共に砲弾の塗装もめんどくさいの一言!!
空薬莢の先端はピンバイスで穴を開けて空っぽくしておきます。
パーティングラインを消してから塗装します。指示ではゴールドリーフとなっていますが、シルバーの上にクリヤイエローやクリヤオレンジを吹き付け真鍮色にしますが、作例では濃くなり過ぎてバイクのフロントフォークアウターチューブみたいになってしまいました。
後になって気付いたのですが、真鍮製のタイガー用88ミリ砲弾セットと言うディテールアップパーツが発売されているので、これから製作する方は迷わずにキットと一緒に購入してください。1,080円以上の値打ちは十分あると思います。
5.最終組立
 
車体上部、大砲、砲弾ラック、装甲板、その他の小物を接着していきます。
6.汚し
 
塗装の剥がれには、ダークグレイやオキサイトレッドを面相筆でチョビチョビそれらしく塗装します。部分的にシルバーでドライブラシするのも良いと思います。
汚れの表現には、タミヤウェザリングステックを塗料皿にとり、エナメル溶剤で溶いたものを、履帯や足回り、フェンダー周りに適当に塗りたくり、余分な部分はエナメル溶剤を含ませた面棒などで、不自然にならないよう拭き取っていきます。
最後にタミヤウェザリングマスターで全体を汚せば車体の完成です。
7.兵隊さんの製作
 
表情や服のシワなど繊細に表現された、防寒服を着た4名の兵隊さんが入っています。
組立説明書どおりに製作し、塗装しウェザリングマスターで少しお化粧すれば、躍動感あふれる兵隊さんが誕生します。
 

 
見所満載の、よ〜できたキットです。何も言うこと無し!!
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