新しいカテゴリーにチャレンジです。
ほんとに、まったく何もないものをはじめました。
大体の図面をいつものようにケミカルウッドに書き写します。
それを元にのこぎり、彫刻刃などで削っていきます。
まずは自立するよう組み立てます。ここで肝心なのはホイルベースとスイングアーム、フレームのピボットまでの長さ。
細かいことは気にせずバランスよくなるよう、組み立てます。
次はこの骨組みにカウルを着せていきます。
この時点でカウルなどは作ってません。

つづく・・・
 
2回目です。 上と同じようにケミカルウッドにカウルの大体の図面を書き写して、削っていきます。
一番左の写真にあるのがいつも使っている、一本8500円もする彫刻刀です。平刃とナイフ型です。あと大型金属やすり短目、タミヤのこぎりです。
どうして細かいのを作るのに、大きいものを使うかというと、なるべく削る段階で左右対称にしたいからです。
つまり刃先が反対側までいっぺんに届くからです。そして、カウルを固定する箇所を決めてとりあえず固定してバランスを見ます。
あとは180番のペーパーで形を整えます。そこまでで、写真のような仕上がりになります。次はそれぞれのパーツを仕上げて生きます。
つづく・・・
パーツのモールドをつけて最終の仮組みをしていきます。
エンジンは大まかに削ったブロックにプラ棒などでモールドをつけます。
後は写真を見ながら細かいパーツ作って取り付けます。
そして最大の難関です。
このバイクV4なんですが、後方2気筒のマフラーがスイングアームの中、サスペンションの横をとぐろを巻いて下に降りて行き、フレームのしたで前方2気筒と集合すると言うものです。
作るのも難しいですが、キットにするための分割にも非常に苦労しました。
マフラーをエンジンに取り付けてしまうと組み立てられなくなるので、どうしても写真のようにスイングアームの中央で分割するしかありませんでした。
苦労のかいあって、左の写真のようにばっちり納まります。ただし順番がややこしくなりますが・・・

つづく・・・

 エアダクトは外に見える分だけ再現し、アッパーカウルがかぶさるところは固定用に使用するためデフォルメしました。
でも、ベースがあるのでカウルを薄く削って内部を再現することも可能です。
誰かがんばって!
カウルをつけると下のような写真になります。エッチングも作りました。
フロントディスクパッドなかなかよくできてます。デカールはオフセット印刷とプリンターデカールになります。
SBKはなかなかおもしろかった。
形が変わってると模型栄えしていいもんです。
ぜひ皆様作ってくださいね!
なんだかんだで完成しました。そして、ゼッケン56は中野さんのところへ行きました。2Fのカフェでご覧のような展示になっております。千葉にお越しの際はぜひ56デザインのお店にお立ち寄りください。休日はライダーの憩いの場所になってるらしいです。
ここで、このバイクについて中野さんにお話をお伺いしました。やり取りは下記の通りです。
 
CGM(以下C) RSV4が今年こんなに早くなる予兆はありましたか?
中野さん(以下N) まったくなかったですね、まさかこんなになるとは、よそうすらできなかったですね。
C 最初どんな印象でしたか?
N 初めてこのバイクを渡されたときはでかいバイクだな!と思いましたね。
非常に乗りにくいバイクでした。かなりてこずりました。
C この模型を見てどうですか?
N まさしく最初に渡されたと時と同じ印象でこのままですね。このモデルはタンクやサスペンションから見て初期型ですかね・・・
C 資料が少なくて創造の部分もあるんです。自分でもこれがどこの仕様かわかってないんです。
N たしかね毎戦毎線どこかが違っててねこれという仕様がなかったように思います。
C 何かこのバイクについて面白いエピソードないですか?
N さっきの話にも関係しますが、最初タンクがやたらでかくて乗りにくかったんです、事情をチームに聞いたところ、開発のとき緻密?に燃費などを計算したところこのサイズになったらしいんです。
ところが、毎回ガソリンが残るんですよね、それでこんなにいらないんじゃないの、ということになり、最終戦近くになって、上の部分をばっさり切っちゃったんです!さすがイタリヤ人!って感じです。でも、サスも変わって最後は早くなってましたけどね。
C じゃあそれが今年の仕様なんですかね?
N 多分そうだと思います。
C お話ありがとうございました。
N こちらこそ
(脚色なしです)
 
塗装についてですが、塗りわけしたほうがよいです。蛍光部分のデカールが一部ついてますがそれをマスキングシートに転写したりしてください。
やはり黒の上には厳しいです。白については、2枚張りできるようになってますので問題ないと思います。

 
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