間もなく発売される、ビモータ テージ1Dを組み立てていきます。
今回の再販にあたり、デカールがカルトグラフに、ハブシャフトがキャストパーツから、アルミ削り出しパーツに変更されています。
 
先ずは、シートカウルとフロントカウルの塗装から始めます。
シートカウルには、上面に2本のパーティングラインが目立ちますので、デザインカッターでこそぎ落とします。
その後、スポンジペーパーで磨けば、サーフェイサーなしで塗装ができます。
 
フロントカウルパーツ(D2)と、メーターパネルパーツ(C23)の接着部分に僅かに隙間ができますが、瞬間接着剤を少し多めにつけてはみ出させて接着します。
はみ出た部分をデザインカッターでこそぎ落とし、スポンジペーパーで滑らかにします。
 
パーティングラインの処理が終われば、指定のピュアホワイトを塗装します。
 
塗装が乾燥すれば、デカールを貼っていきます。
デカールはカルトグラフで、曲面にもよく馴染み扱いやすく、マークフィットは、カウルの折り返し部分で使用するぐらいです。
タンク部分は6分割されていますが、簡単にラインを合わすことができます。
アンダーカウルのデカールは、シートカウルにセットした形で貼ると、ラインのずれがなく貼ることができます。
 
カウルのタッチアップをおこないます。

良くできたデカールでも、アンダーカウルのダクトの部分(写真の丸印部分)はタッチアップが必要です。
デカールを貼った後、クリアを2回ぐらい吹いてから、1200番のサンドペーパーでサッと磨いてから、マスキングします。
マスキングは、クリア層が薄いので、マスキングテープと共にデカールが剥がれないよう気を付けてください。
デカールの赤に近い色をエアブラシで吹いてタッチアップします。
タッチアップしたところが乾燥すれば、クリア掛け→乾燥を、サッ・サッ・タップと3回くらい掛けます。
 
金属パーツの塗装

サスペンションのコイルスプリングと、ステアリングロッド2本は金属製のためサーフェーサーで塗装の下地を作ります。
サーフェーサーには、タミヤのファインサーフェーサーを使用します。
金属への食いつきもよく、塗膜が剥がれにくくなります。
サーフェーサーが乾燥すれば、指定の赤で塗装します。
 
パーツの塗装

カウルの乾燥待ちの間に車体を作成します。
パーツを塗装しますが、組んだ状態で塗装できるのはエンジンぐらいです。
他のパーツは面倒ですがパーツ毎に塗装する必要があります。
 
新規パーツ

再販にあたり、ステアリングロッドとハブシャフトが新規パーツになりました。
写真の上のパーツが新しくなったハブシャフトで、美しいアルミの削りだしとなっています。
下は再販前のパーツで、キャスト製品でパーティングとゲートが残っています。
組み込んでしまえば、ほとんど見分けが付かなくなりますが・・・タミヤさんのこだわりかなぁ
 
車体の組み立て

設計図どおり順番に組み立てていけば、問題なく組み立てられます。
前側と後側のエキゾーストパイプの集合部に少し隙間が出ますので、塗装前に仮組をしておいてください。
私は、仮組してなかったので隙間が出ています。
反省!!
 
クリアパーツの組み立て

指定どおり、スクリーンをマスキング(マスキングシートは入っていません。結構面倒ですが・・・)し、裏からブラックを塗装します。
ウインカーレンズにはクリアオレンジを、テールランプにはクリアレッドを塗装します。

クリアパーツの接着には、タミヤさんの流し込み接着材を使用します。
パーツの隙間に少量流し込むだけで、簡単に接着することができます。
リアフェンダー下部に、赤色に塗装する指示がありますが、予備?に付いている、赤色の帯状のデカールを切り出して貼れば、すっきり仕上げられます。
この予備デカールは、タッチアップにも使用できると思います。
いきなり完成しました。

シートパッドは、塗装で仕上げるか、付属のバックスキン風シートを切り出して、貼り付けて仕上げるか選択できます。
切り出し用の型紙が設計図に描かれていますので、それを元に切り出します。
最初の位置決めさえ正確にすれば、実感たっぷりなシートパッドが再現できます。
ただし、貼り直そうと一旦はがすと、ビヨ〜ンと伸びて戻らなくなりますので注意してください。

カウルは、特に力技に頼らなくても取り付けられます。
さすがタミヤさん!

最後に、車体とは不釣合いなミラーを接着して完成となります。
鏡面にはメタルックを貼り付けてあります。

ハンドルを左右に切ると、フロントタイヤがきちんと連動して左右に動きます!すごい!!
ビモータ繋がりで「DB1」もお願いします。タミヤさま。
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